物件の基本情報▶︎▶︎添田町空き家バンクNo.44 価格:400万円(2021.9時点) 300万円(2021.10更新!)
今回の空き家は、のどかな場所に位置し、ちょっとした庭と家庭菜園の出来る、いわゆる”田舎暮らし”の条件が揃った住宅のご紹介です。
1.立地
このあたりは、桝田(ますだ)地区といって、町部(添田駅)から4kmほど離れた場所にあります。県道とJR日田彦山線の線路沿いに位置しており、令和5年からBRTが開通する予定です。
すぐ近所には、道の駅「歓遊舎ひこさん」があり、新鮮な野菜など、地元の豊富な素材が揃っています。週末にはこの道の駅と近くの川に、多くの観光客が集まる、のどかながらも賑やかな場所です。
2.間取り
今回の間取りがこちら。平屋建てで、南側に庭があります。前面道路との間に、倉庫があるのが特徴的です。倉庫には車も停められます。
3.外観と倉庫
道路側から見た、Googleマップの様子がこれ。茶色の外壁の建物が、倉庫です。初めて見に行った時、道から家の様子を見ると、倉庫が立ち塞がっていて圧迫感のある印象でした。しかし!倉庫をくぐって敷地の中に入ると、、、
程よい広さの庭と、綺麗に手入れされた純和風家屋が現れます。道路側からの印象とは、ガラッと変わりますよね。
実はこの家は、空き家バンクに登録されてから数年、問合せが無い物件なんです・・。Googleマップなどで外観を見るだけではなかなか良さが分からない物件だからかなと分析してます。敷地に入ってみないと良さが伝わらない、まさに掘り出し物件です!
ちょっとした家庭菜園ができそうな花壇スペースもあります。ブロック塀の奥は、ゲートボール場になっているので障害物がなく日当たりも抜群です。ゲートボールもVIP席で観戦可能!
庭と家屋の関係性はこんな感じ。ちょうどいい距離感です。奥に見えるのが倉庫です。では、倉庫に近づいてみましょう。
倉庫の中です。荒々しい造りがかっこいいですよね。この旧車が、空間の魅力を倍増している気もしますが、残念ながら引き渡しの際は、真っさらになる予定です・・。ポジティブに捉えると、設置する物次第で、使いやすくカッコいい空間になるはずです。
逆側から見た様子。この家は、かつて精米所を営まれていたそうです。今でこそ、コイン精米所などは沢山ありますが、昔は機械の数も少なく、地域になくてはならない精米所だったのだと思います。精米倉庫としての機能を持つなら、この広さは納得です。
ん?階段がある。登ってみます。
十分すぎる広さ。ここでテントを張って寝ることも可能なくらいのスペースです。
倉庫の紹介は以上になります。十分まだ使えそうですが、もう一つの案としては、倉庫を解体することもアイデアの一つです。もちろん解体費用はかかりますが、道路に面した駐車スペースが結構取れることはメリットになります。必要スペースと駐車台数と合わせて要検討です。
4.写真とともにお部屋紹介
では、玄関からお邪魔しまーす。
玄関と広縁が一体空間になっています。南に向いた大きい窓があるので、明るいです。既存の下足箱の横に、もう少しスペースがあるので、まだまだ収納を置くことも可能。
広縁の奥。幅は2m近くあるので、応接ソファも余裕で置けます。結構、余剰スペースになりがちな広縁ですが、ここまで広いと部屋として使えそうなレベルですね。”孫がここで良くお昼寝していた”と、家主の奥様がお話しされていたのが印象的でした。そんな思い出が詰まった縁スペースです。
この部屋に面して、2つの和室も繋がっています。
広縁の突き当たりの上に飾っていたものが見逃せない!昔のお米の価格表です。精米所を営まれていた家ならではの一枚ですね。かっこいい!
他の部屋はまた次回、ご紹介します。
5.勝手に妄想リノベーション
このコーナーは、「こんなリノベーションをしたら楽しそうだな」と思うプランを、勝手に設計して、勝手に発表するという勝手なコーナーです。今回は、広縁スペースの提案です。
先程ご紹介した、広縁スペースです。これをリノベ妄想すると・・↓
玄関の土足スペースを広げた、土間空間にしてみました。土間にカフェテーブルと椅子を置いたりしてみると、急な来客時にも、ちょっとしたお話ができるスペースになります。庭に面した広い窓があるので、外で子どもたちを遊ばせながら、中でママ友会をしたりもできそうですね。
また、靴を脱いで足を伸ばすスペースも部分的に残しました。ここに、ビーズクッション等を置いて、日向ぼっこしながらお昼寝しても気持ちよさそうです。
壁の色をダークグレー、土間モルタルのグレーなど、所々にモノクロの色を持ってくることで、モダンでシックな印象になりました。床や壁などは、視覚に入る面積が大きいので、空間の変化の影響力が大きいです。
今回はここまで。後編に続きます!
End.
この記事へのコメントはありません。