今回は当サイト史上最も古民家な物件の紹介です。
雨漏りや傷みがあり、すぐに住むことが難しい物件であるため、「添田町空き家バンク」への登録は出来ませんが、古民家ならではの良さがたくさんあり、このまま空き家として放置されるのは勿体無い!と思い、このサイトでピックアップさせていただきます。
1. 立地
町部から少し離れた、落合(おちあい)地区というエリアに位置した、とてものどかな里山集落です。JR日田彦山線沿線沿いにあり、近所にある「添田町立落合小学校」が目印です。
2. 外観
入口の小道がまた良い雰囲気です。
新緑のトンネルをくぐり、敷地の中へ入ります。
昔ながらの、茅葺き+トタンの屋根が迫力ある、平家建ての住宅です。
持ち主さんが定期的に草刈りをしたり コツコツと片付けされているので、古い佇まいながらも、”荒廃”した印象はないです。
家の裏に回ると、これまた立派な蔵があります。
3. 内観
玄関を入ると、広めの土間が現れます。
柱と梁が立派ですね。おそらく写真左側に見える太い柱は、大黒柱です。
人が住んでいた当時、お客さんが上がり框に腰掛けて、おしゃべりしていた様子が頭に浮かびます。
広い座敷がたくさんあります。
見ての通り、傷みや歪みもありますが、古くて立派な建材や細かな設えの建具などは、この物件ならではの良さでもあります。
4. 古民家小物ギャラリー
外部に面した欄間(らんま)。
とても細工が細かいです。組子の隙間から漏れる光がきれいです。
「明治牛乳」の配達箱。木製です。レトロ好きには たまらないのではないでしょうか?
このように当時の生活の様子のかけらが垣間見れるのも、古民家物件の素敵なところです。
タイルとモルタル仕上げのお風呂。
ランダムな楕円形の模様のタイル、珍しいですね。このタイルを剥いで、別の場所のインテリアにリメイクしたい!
ゆらゆら模様のすりガラスもレトロかわいいですね。
実際に住んでこのお風呂を使うとなると、このままでは難しいですが、いかようにもリノベーションできる広さは十分あります。思い切ってユニットバスを入れるのもアリですね。
以上、裏バンク物件でした。
物件の活用はもちろんですが、梁や柱・建具の部分的活用だけでも、相談の余地アリです!
気になった方は、所有者様とお繋ぎいたします◎
次の連絡先より、「裏バンクの件」とお問い合わせください。
▶︎添田町役場まちづくり課まちづくり推進係 0947-82-5965
なお、今回の物件は「裏バンク」なので、空き家バンクの支援制度(仲介手数料補助など)は利用することはできませんのでご注意ください。
end.
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